旧津金学校 明治の学び舎


八ヶ岳レポート第2弾は、八ヶ岳倶楽部の次に訪れた旧津金学校です♪
旧津金学校は、明治時代に日本の建築技術で建てられた現存する最古の擬洋風建物の校舎で、現在は須玉歴史資料館として運営されています。
入館料は、なんと大人で200円!とっても良心的なお値段です

旧津金学校
資料館といっても、ガラスのケースに入れられた資料を眺めるだけの展示ではなく、上の写真のような復元教室なんかもあって、実際に席に座ってみたり、1枚目の写真のオルガンも、実際に弾いてみたりできるという、楽しい施設!もちろん、一部を除いて写真も撮り放題!!

旧津金学校
年季の入った、古い学校の椅子。
長い長い時を経て、いろんな思いが詰まったこの椅子ひとつでも、かなり味わい深い雰囲気を出しています。何人の子どもたちが、ここで学んだのでしょう。。

旧津金学校
先生気分で教壇に立って、始業のベルなんか鳴らしてみたりして♪
カランカラ~ンと、なかなか大きくて良い音が響きます。
このベルの音で、当時はみんな席に着いたんだろうなぁ。。

旧津金学校
復元教室のある2階から、木製で手すりもないような急な階段にドキドキしながらも、さらに上へ上ってみる。。
すると、中3階から2階の天井の裏側を見られます。
木でできた格子状の柱に、和紙が貼られています。
擬洋風建物ということで、壁紙の代わりに和紙を使ったのでしょうか。

旧津金学校
そして3階は、かつて時を知らせる和太鼓があったというせま~いスペース。
でも、そこからの眺めが素敵で、高所恐怖症の私があの階段をがんばって上った甲斐があったというものです(笑)
窓から眺める校庭。。なんだか子どもたちの楽しく遊ぶ声が聞こえてきそう。

旧津金学校
そんなこんなで、明治時代の学校を楽しんで、1階へ降りる。。と、光が綺麗に入り込んだ、トイレへ続く廊下が素敵でパシャリ。
私が写真を撮っているすぐ後ろでは、資料館のおじさんが当時のレコードをかけていて。。タイムスリップしたかのような気分でドキドキ。

旧津金学校
普通ならこれで資料館をあとにするわけですが。。
ここには、もうひとつ”とっておき”の楽しみが♪
それは次回に紹介するとして、校庭の写真を。
サッカーボールがひとつ転がっていて、雰囲気はさらに当時を思い出させるものに。
ちなみに、後ろに写っている校舎は、今回訪れた資料館のお隣の施設「大正館」です。
私たちが今回訪れた須玉歴史資料館は、明治時代の旧津金学校の校舎、そして隣にあるこの大正館は、大正時代の旧津金学校の校舎、そしてさらに大正館の隣には、「おいしい学校」として、昭和時代の旧津金学校の校舎が並んでいるのです。
この三つの校舎を合わせて、三代校舎ふれあいの里と呼ぶのだとか。
大正館では、農業体験ができ、おいしい学校には、イタリアンレストランやパン屋さんが入っていたり、給食も食べることができるようです!
またこんど行ってみなくちゃ!!

旧津金学校
ちなみに、明治の学び舎「須玉歴史資料館」の外観はこんな感じ。
なかなか鮮やかな色合いですよね??
日本の建築の材料で、洋風の校舎を一生懸命作った結果です。
当時の西洋への憧れが、いかに強いものだったのかを物語っています。
さぁ、次回は”とっておき”のご紹介。お楽しみに♪

■所在地
山梨県北杜市須玉町下津金2963
■開館時間
9:00am~5:00pm 水曜定休 年末年始(12月28日~1月5日)もお休み
■観覧料
一般・大学生 200円 小中学生 100円 
団体(20名以上)一般・大学生 160円 小中学生 80円