大須の珍信号機 ついにLED化
ついにここにもLED化の波が・・・。
大須の赤門通と裏門前町通が交わる場所に知る人ぞ知る珍しい信号機がありました。4方向を向いた車灯と4方向を向いた歩灯、計8つ分の信号がひとまとめになって1本の支柱からぶら下がっている・・・、という全国的にも珍しい信号機。実は意外と有名だったりもします。
名古屋圏では4年前に旧式のものをレポートしていましたが・・・。
大須 合理的な珍信号機 (2006年5月14日の記事)
老朽化と時代の波には逆らえず、ついにLED式に取り替えとなりました。
がしかし、取り替えてみればなんと、
旧式のあのコンセプトをそのまま引き継ぐ見事な進化・・・
上が2006年に撮影した旧式の信号機。
下が取り替え後のLED式の信号機。
旧式の温かみのある曲線と、時代を渡ってきた色味、地名板の味のある書体が失われてしまったのは寂しいですが、この特殊な形状をLEDで再現したくれたのは、ちょっと嬉しいです。
ちょっと寄ってみます。
外を向いた4面の車両用信号機。その中に内側を向いた4面の歩行者用信号機(横型)。
地名板も東西向きが「赤門通」、南北向きが「裏門前町通」と分かれていて、旧式に忠実。
そして、歩行者目線から見た、「どっちを見ればいいんだ」といった「わかりにくさ」も旧式に忠実。すばらしい。
そして特筆すべきはこの頑丈そうな専用支柱。
よくみると、支柱が立っている場所が変わりましたね。旧式時代は北東側の歩道に立っていたのが、北西側の歩道に変わりました。
たまたま下を通った親子連れさんも、
信号に変化に気づいたようで「あ、みやすくなったね」と話していました。
大須の珍信号機も世代交代。
LED型にバトンタッチ。
残念ながらもう見られないあの風景は、記憶の中にしまっておきたいと思います。
旧式時代
大須 合理的な珍信号機 (2006年5月14日の記事)
確かにモダンになっちゃいましたが、この「形状」を
残してくれたことはあっぱれですね(^^)
こんにちは
この信号機、家の近所の信号機等を扱っている工事会社でみました。
会社で組み立てている最中で「赤門通」という看板を見て、ピンとこなかったんですが、このブログを見て分かりました
信号機って以外に大きいんですよね~
>>シナモンさん
ええ、あっぱれです!
いつかLED化は免れられないだろうなぁ、と、ごく普通の信号機との交換を案じていたので、これなら、まぁ、いいかな。といった心境です。
>>みきさん
なんと!!
これの組み立て直後の姿をご覧になったんですね! それは貴重ですね。きっとその工事会社さんの中でもこの信号機は異彩を放ってたに違いありません!