佐久島小旅行 前編

おひるねハウス 佐久島

おひるねハウス 2008年9月14日撮影

佐久島──。
愛知県・三河湾のちょうど真ん中あたり、知多半島と渥美半島の間くらいに位置する外周が約11kmくらいのこの島は、「癒しとアートと島」という名のとおり、時間に追われる生活に慣れてしまい忘れてしまったいろいろなものを思い出すことができる癒しの島です。

そんな佐久島に、この日曜日に行ってきました!
名古屋からのアクセスは次の通り。名古屋高速・大高線から知多半島道路を経て阿久比インターチェンジで降り、衣浦大橋を渡り国道247号を南下し、一色町へ入ると程なくして着くのが佐久島への船が発着する一色渡船場。名古屋高速に乗ってから渋滞がなければだいだい1時間ちょっと。距離的にも、時間的にもそれほど遠くない場所で、いつもの日常とは違った日常を楽しめるのです。

一色渡船場

一色渡船場

さぁ、一色渡船場に到着しました。この船で島を目指すんですね。
私にとっては珍しい船旅にちょっとわくわく。

3連休の真ん中ということもあってか、やー、ひとが多いですね。カップルや家族連れで渡船場はにぎわっています。船が渡船場を出ると、20~30分の航行の後、佐久島の西港東港の順番に止まります。私たちは初めにとまる西港で下船。いよいよ佐久島に上陸です。

さぁ、まずはお昼ごはんお昼ごはん。

 
と、お昼ごはんのようすは次回ミセスさいにお任せするとしてー、私からはその後の島の散策のようすをご紹介しましょうね。なんとお昼ごはんをいただいたお店の女将さんが西港周辺を案内していただけるということで、お言葉に甘えてしばし散策と相成りました。

この佐久島、冒頭でも書きましたが「癒しとアートの島」とも呼ばれていて島のあちこちでアートに出会えます。冒頭の写真もそのうちのひとつ。西港から南東にすこし歩いた位置にある、おひるねハウスです。海を目の前にした砂浜に置かれた9つのマスに区切られたオブジェ。これが意外と大きくてひとつのマスの中にひとひとりが余裕で横になれる広さがあります。人気スポットのようで、この日の空室率は常に低め・・・。あー、なるほどー、どうやらカップルにも人気のようですね。
 
おひるねハウス 佐久島

おひるねハウス

ということでおひるねハウスにはミセスさいに入っていただきました。
えーと、決してミセスさいがちっちゃいってワケではないので、マスがいかに大きいかということがお分かりいただけるかと・・・。

白山神社・名月十五夜祭 佐久島

白山神社・名月十五夜祭

「きょうはちょうどお祭りがありますので」と女将さんにおすすめしていただいたのは、西港から北へ向かい、小高い山に登った先の白山神社。のんびり歩きながら神社へ向かうとちょうど白山十五夜祭りの真っ最中。神社前から轟く佐久島太鼓と、しなやかな動きで太鼓を叩く人々。世代を越えた人と人がそれぞれが同じ拍子を奏でられるその光景に、ただの行事としてだけではない、お祭りの本来の意味を垣間見た気がし、感慨深げにしていると、おもむろにお餅投げが始まり地元っ子が餅を受け止めんと目の前を電光石火の如く走りだし、完全に遅れをとった私は右往左往。あっという間にお餅投げは終了し、周りの少年たちはお互いの釣果を報告しあっていました。うーむ、やはり少年たちにはかないません。それでも私も、顔に直撃したお餅をいくつかいただくことができました。

お祭りの後、祭りを終えた少年の自転車に追い越されつつ坂道を降りるとアスファルトに舗装された通りに出ました。なんでもこの道が島で唯一のアスファルトの道だとか。いろいろと丁寧に案内していただいた女将さんとはここでお別れをし、ここからは島の反対側の東港まで道沿いに散策してみることに。

写真が多くなりそうなのでいったんこの辺で区切ることにしましょう。
ということで、後編へ続く!

佐久島小旅行 後編(2008年9月16日の記事)

佐久島の公式ページはこちら
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