東海北陸道 開通前の飛騨トンネルを散策!
来る2008年7月5日に、残る未開通区間飛騨清見インターチェンジ~白川郷インターチェンジが開通し、全線開通を遂げる東海北陸自動車道。そして、その25kmの未開通区間のうち10,710m、つまり約10kmを占め、高速道路のトンネルとしては日本で2番目の長さとなる「飛騨トンネル」。
今回は一足先に、その「飛騨トンネル」を散策してきました!
て高速道路の未開通区間に何故入れるんだ、ということで種明かししますと、去る6月21日に行なわれた開通に先立ったプレイベントの応募に受かりまして、念願の進入を果たしたのであります。そのイベントの名はずばり「飛騨トンネルわくわく探検ツアー」。もう、その名を聞いただけでわくわくを禁じ得ません。
ミセスさいを無理やり巻き込んで、早朝に家を出発し午前9時に飛騨市内の集合場所に到着し、送迎バスに乗り換えて、飛騨河合PA(こちらも7月5日にオープン)に到着します。そこから自由行動開始。沿線の住民さんをはじめ2,200人ものひとが参加する大きなイベントで、飛騨河合PA内で物産市やステージ、工事車両の展示が行なわれた傍ら、飛騨トンネルの約1kmを開放し、自由に行き来できるようになっていました。ちなみに、このイベントの拠点となっていた飛騨河合PAは、今度の開通区間(白川郷IC~飛騨清見IC)のちょうど中間に位置します。富山方面の飛騨トンネルと名古屋方面の保トンネルに挟まれた超狭い一時の屋外に設けられたパーキングエリアです。
それでは高速道路の本線をのんびり散策してみましょうー!
飛騨トンネルウォーキングスタートの号砲までまだ少し時間があり、トンネルの入り口は通せんぼされていたので、スタートまでしばしトンネル外の本線上をうろうろ。せっかくなのでキロポストを観察。100mごとに道路脇に小さな看板がありますよね。アレです。高速道路の起点からの距離を示しています。近くで見ると案外でかいことに驚き。
飛騨トンネルの入り口ではたくさんの人が号砲を待ちます。
おっと、写真左上にはトンネル用の信号が。長大トンネルならではです。
その横には「50km制限ここから」とありますが、これは試験的な表示?
そして号砲とともにウォーキングがスタートし、ぞろぞろと中に入ります。
そしてまず思うこと。──さ、寒い・・・。奥に進めば進むほど気温が下がり、ひょっとして冷房がかかっているのかと思うくらい。そして、もうひとつ。──とても明るい。遠くまで明るく照らされて視界はとても良好です。
運転中はじっくり目にすることはまずないのですが、トンネルの壁面にもいろいろな設備や案内看板があるんですね。よく目に付く非常電話をはじめ、消火設備や、火災のセンサー、緊急時の案内標識などなど・・・。
そして案内標識といえば、これもなかなかじっくり見る機会がないですよね。高速道路の看板専用の書体です。いわゆる「公団ゴシック」。一見アンバランスにも見えますが、高速運転時の視認性に優れるように計算された絶妙な書体です。高速道路独特の書体ですね。うーむ、こんなにじっくり見られるなんて、いいですねぇ・・・。
と、個人的な趣味に浸っているのもアレなので(といっても今回のイベント参加自体が個人的な趣味によるものである気がするけど)、目線をほかに移すと・・・。
壁を水分が覆っているのが、照明の反射でわかります。
まさにその通りで、トンネル内は寒い上に体感湿度もかなり高め。からだにまとわりつく感じがするくらいの湿度があります。
なんていろいろ見ながら歩いていると、いつの間にやらウォーキングの要り返し地点に到着。よし、じゃあ、回れ右してもと来た道を戻りましょう。
──と、横を見るともうひとつのトンネルに通じる横穴があるではありませんか。
本線のトンネルの横に設置された、緊急時のための、隠れたもう1本のトンネル、「避難トンネル」です。
と、こちらの内部もなかなか面白いのでそのようすは、また次回の記事で書きますね。
来た道を戻ることしばし、再び出口が近づいてきました。
いつの間にか帰りのバスが発車する時間も近くなっていることだし、ここいらでウォーキング自主終了。開通後はもう踏むことはできない本線の地面。せっかくなのでしーっかり踏んでトンネルから退出です。
ちょうどニュースで見ました!!
参加されていらしたのですね!!
<あの画像の中にカメラを持ったさい夫妻が・・・>
ちょうど夏休みにココを通って金沢へ行く予定です<先ほどまで「るるぶ」&地図を見ながら自動車で金沢のイメトレ!?していたところです~笑♪>
公団ゴシックなんて書体があるのですね~!!
<勉強になりました>
>>tamachanさん
はい~、私たち参加してきました~!
ニュースで流れてましたか! ま、ままま、まさか私たちは映っていないと思いますが(希望的観測)。
おー、夏休みに早速ここを利用ですか。素晴らしいタイミングですね。きっといままでよりかなーり快適に金沢まで行けるはず!!