名古屋市科学館 プラネタリウムふたつ

プラネタリウムがふたつ並ぶ名古屋市科学館

プラネタリウムがふたつ並ぶ名古屋市科学館 2010年8月19日撮影

こちら現在の名古屋市科学館
大きな球体がふたつ並んでいます。
 
写真右中ほどにあるひとつ目の球体は、おなじみの現在のプラネタリウム。
そして左奥にあるひと際大きな球体は、世界最大となる新しいプラネタリウム。
(ちなみに写真中央にある赤い小振りな球体は望遠鏡用のドーム)
 
新旧ふたつのプラネタリウムが並ぶという、工事中の今だけ見られる期間限定の景色です。
 
現在の名古屋市科学館 全体

現在の名古屋市科学館 全体

現在、名古屋市科学館は建て替え工事の真っ最中。
既存の天文館(写真右)・理工館(写真中)の背後で、科学館そのものは営業を続けながら「新館」を建設するという方法で行っていますが、9月からは、「いよいよ」と言うか「ついに」と言うか、科学館を一旦休館しての工事になります。休館の間に天文館と理工館は取り壊され、やがて残された生命館(写真左)が新館とつながり、新しい科学館として生まれ変わるわけです。
 
ということで名古屋市科学館は来たる2010年9月1日から来年3月のオープンまですこしの間、休館。明日8月31日が休館前の最終営業日となるのです。
旧館にたくさんの思い入れがある方も多いはず。子どもたちだけでなく、旧館の営業終了を惜しむ大人たちでもにぎわいそうですね。
(なお、休館期間中の10月11日~31日は、COP10の開催に合わせて生命館のみ開館するそうです)
 
以下回想。
科学館といえば、わたしは小さい頃の遠足でのプラネタリウムが一番印象深いですね。
椅子にもたれ、初めて視界全体に広がる満天の星空を目にしたときは、あまりの光景に天地左右の感覚が分からなくなって頭がくらくらししました。あの感覚は忘れません。
 
そんなプラネタリウムをはじめ、天文館、理工館が取り壊されてしまうのはなんともさみしいですが・・・。それでも、これからの子どもたちが新しい科学館で新しい思い出をどんどん作っていくんだろうと考えると、そんなにさみしいばかりではないのかもしれません。
 
顔をのぞかせる名古屋市科学館・新館

顔をのぞかせる名古屋市科学館・新館

現在の天文館・理工館の背後にぴったりとつくように新館が建っています。
 
新館の左端ぎりぎりに青緑色した部分が見えますが、それがガラス張りのエレベータ。新プラネタリウムの両端の壁面は網(?)のように骨組みがされていて、これがきっと緑のカーテンになるのでしょう。こちらの記事(2008年10月23日の記事)に完成パースを撮影した写真があるのでどうぞ。
 
旧館とはもうすぐお別れですが、
また新しい科学館にお目にかかれる日が楽しみです。
 
新プラネタリウムのそのほかの写真はこちら

名古屋市科学館に新たな球体(2010年2月12日の記事)